2022/10/09    栗ご飯
 
 9月末、ニュース番組に丹波の栗が紹介され、伴侶が「栗ご飯」食べたいと叫んだ。5年前に引っ越してから栗ご飯をつくっていない。
10月3日、近場のデパートの野菜果物売り場が改装オープンし、大粒30個ほど入った利平栗が手頃価格で売っていた。
 
 これ幸いと買って伴侶に報告すると、「皮(硬い鬼皮と薄い渋皮)をむくのは誰?」。その日、売り場で同じ栗を見たが、炊飯器に栗を放り込むまでのテマがあたまに浮かび通りすぎたらしい。
 
 小生が包丁で栗なんてむけるわけありません。
栗ご飯食べたいと叫んだのは、つくってでも食べたいということではなく、できあがったものを食べたいということでした。ぜんぶ茹でるしかないとあきらめたのですが、当日つくってくれました。
 
 当方は「栗の皮むきはタイヘンやね」と言うだけ。手伝えば自分の指を切っていたでしょう。12個むいたところで、「半分に切っても大きい。もうやめたほうがいい」と言うと、「15個でやめる」。大きいとかえって食べにくいので栗は半分に切りました。
 
 米より栗のたくさん入った栗ご飯が炊き上がり、夕食のテーブルに。おかずはおおむね植物性の簡単ヘルシーメニュー。「ブリ焼こうか?」と言っていましたが、そのぶん栗をおかわりしたくてパス。
 
 梅田のデパートで伴侶が買ってきた金時豆(煮豆)以外は自家製。伴侶がスマホで撮影した。色が全体的に黄味がかっているのはLED照明を「暖色」(白熱灯の色)にしているせいです。
 
 きうりの浅漬けは味噌1、無糖ヨーグルト2を混ぜた漬け床をタッパーに入れ、切ったキウリ1本を放り込み冷蔵庫保存、翌日食べる。浅漬けなので一回で食べきります。床は2度使って新しいものにかえます。格安、簡単、場所も取りません。
 
 生野菜の右端はサーモンに見えますがカボチャ。薄切りにして電子レンジで温めただけ。卵焼きは数ヶ月ぶり。
金沢の新聞社に嘱託勤務している友人と2011年11月下旬、桂離宮参観したおりの手作り弁当にも卵焼きが入っていました。桂離宮駐車場の車内で弁当を開いたと記憶しています。石仏の道(浄瑠璃寺〜岩船寺)を歩いたときは岩船寺境内で手製サンドイッチを食べた。
 
 栗は、あたりまえですが栗の味がしておいしかった。栗ご飯は久々だったので余計おいしいと感じたのかもしれません。
 
 先日、横浜のKY君と電話会談したさい、皿洗い全般をKY君が担当しており、時間の余裕ができたからと料理の品数を増やしたり、こった料理を奥方はつくられておられるそうです。KY君が、「そんなことやらなくていいから」と言っても、「そういうわけにはいかない」と奥方。
 
 わが家は、小生がたまに豚肉の生姜焼きとか豚挽肉のマーボナスとか脂ものを食べるとき伴侶は別メニューでサワラやタイの切り身を焼いて食べます。脂やソース、醤油類が付着した皿はすぐ食洗機を使わず、手洗い後に使う。
 
 KY君のお宅は食器をぜんぶ手洗いしたあと食洗機を乾燥機として使うので、皿洗いだけでも20分、25分かかるかもしれません。皿洗いを手伝わず寝そべって報道番組をみながらウクライナについての高橋杉雄氏のコメントをあれこれ話しかけても伴侶は生返事。それでも片付けが終わると真剣にみている。
 
 何が起きても不思議ではないご時世、来年、栗ご飯食べられますやろか。

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