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ストー(Stow on the Wold)からアッパー・スローターのホテルに戻る途中 夕陽がちいさな橋にあたって えもいわれぬ黄金色にかがやいていた。この風景は子供のころどこかで見たことがあるような気がしてひどく懐かしかった。あれから6年 いまこうして見ながら 追憶にふけっている。
コッツウォルズのなかでも ここローワー・スローターの夕景は忘れがたい。
この夕暮れに出会うために この風景から子供のころの安寧と静謐をふたたび感得し 全身で充足感を味わうために生かされてきたのだろうか そう思うに十分なほど心にのこる風景だった。
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