エディンバラをはじめて訪問したのは1999年6月下旬だった。はじめてなのに何年も前に来たことがあるような気がした。
濃いグレーやこげ茶色の古色蒼然とした町の概観はひどく懐かしいようにも思えて、昼となく夜となく散策にふけった。
うまい広東料理を食べさせる中華料理屋もあった。観光客は決して少なくないであろうに、町は意外と閑散としていた。
イングランド、ウェールズにもそれぞれの良さがあり、町や村によってもまた異なった味わいがあるが、都会であるにも拘わらず
なんとも落ち着いた雰囲気は格別であった。私はエディンバラ滞在一日目にしてまた来ようと思い、三ヶ月後に来たのだった。
(上の画像はカールトン・ヒルから撮影したエディンバラの町。カールトン・ヒルからの眺望はいまなお心に刻まれている)