イングランド東部イースト・アングリア地方のノーフォーク州のほとんどは平地で、町や村は16世紀以降たいした変化はみられない。
カースル・エイカー(Castle Acre)はノーフォーク州スワファムからA1065を北に6キロ進んだ地点に位置する人口約800人の村。
※カースル・エイカーはカースル・エーカーと表記しているところもある※
ローマ法王と対立し、英国国教会の創設に邁進したヘンリー8世(1491−1547)が、トマス・クロムウェルの協力を得て、
800ほどの修道院(ローマカトリック)を破壊し、修道院の財産を没収したのは1534〜38年。
イングランド全体の土地の約20%が王家のものとなり、その一部は市民に売却され、土地は流動化した。
カースル・エイカー修道院もそのとき破壊されたが、ロマネスク様式による壮麗な面影をとどめ、カースル・エイカー(エイカー城)の城跡も残っている。
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