ハイランドのブレマーでロイヤル・ディーサイド(ディー川)と別れ、それまで西に向かっていたA93は突如南に向かう。
グレン・シー峡谷を見ながら48キロ南へ進み、ブリッジ・オブ・カリーで大きく右に曲がり、極端に狭くなったA924を約30キロ走ればピトロッホリーだ。
ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ
 
英国の国鳥。ロンドン、マンチェスターなどの大都市中心部で見かけることはほとんどないが、カントリーサイドならどこにでもいる。
これはオス。メスは美しくなく少数派。ヨーロッパコマドリは日本のスズメと同じスズメ目。スズメは日本の国鳥ではないけれど。
 
ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ
 
 
 
 
 
グレン・シー
グレン・シー
 
ブレーマーからピトロッホリーに向かってA93を車で走ると、谷間を延々と見ることとなる。グレンシー(Glen Shee)だ。
ハイランドで忘れがたい道は二つ、この道とグレンコーのA82である。
 
ハイランドの道路は米国と違い、数十分あるいは数時間走っても景色は同じというものではない、数分で刻々と変化する。
 
 
グレンシーはトレッキングのほかにスキー場の顔も持っている。地元ではスキー場のほうが知名度は高い。
 
グレンシー
グレンシー
 
2週間ほどたってグレンシーの同じ場所を数キロ進んで撮影すると、空模様の違いもあるせいか微妙に異なる絵になる。
 
グレンシーとグレンライオン、そしてグレンコー。なだらかな峡谷のあいだを走る。ハイランドのなかでもドライブの喜びに満ちた道。
 
 
ピトロッホリー 大通り
ピトロッホリー 大通り
 
「ロンリープラネット」などのガイドブックに「ピトロッホリーの大通りは山のように人が押し寄せる云々」と記しているが、
ハイシーズンの7月上旬でもガラ空き。人口約2800の小さな町が観光客でごったがえすのは7月下旬〜8月下旬の1ヶ月。
 
ピトロッホリー 大通り
ピトロッホリー 大通り
ピトロッホリー
ピトロッホリー
ピトロッホリー
ピトロッホリー
タンメル川
タンメル川
ピトロッホリー駅
ピトロッホリー駅
 
パース〜インヴァネスのアクセス路線として利用されるハイランド鉄道。南東のパース方面はダンケルド駅、
北西のインヴァネス方面はブレア・アトール駅、その2駅の中間にあるピトロッホリー駅は1863年開業。
 
プラットホームに入るための入場券は不要。
 
ピトロッホリー駅
ピトロッホリー駅
 
照明に浮かびあがる駅のホーム、暮れなずむ夏の夕刻。人はまばら。陸橋から撮影。
空気は澄んでいる。ものみなすべて美しい。
 
ピトロッホリー駅
ピトロッホリー駅
 
反対側のホームにもガイドブックには決して載らない風景がある。
 
ピトロッホリー B&B
ピトロッホリー B&B
ムーラン村へ
ムーラン村へ
B&B  ムーランイン
B&B  ムーランイン
 
ピトロッホリーの北1キロにあるB&Bムーランイン(Moulin Inn)は1695年創業。創業当時は2階に2部屋のみ、現在は15部屋。
1999年10月初旬、ピトロッホリーで投宿したのは「Pine Trees」。
 
 
ピトロッホリー
ピトロッホリー
タンメル川
タンメル川
タンメル川
タンメル川
クィーンズ・ビュー
クィーンズ・ビュー
 
ハイランド贔屓のヴィクトリア女王がここに立って眺めたことからクィーンズ・ビューと名づけられた。
クィーンズ・ビューへはピトロッホリーからA8019を西に8キロ進む。一本道なのでわかりやすい。
 
クィーンズ・ビュー
クィーンズ・ビュー
 
この位置から見るロッホ・タンメル(Loch Tammel=タンメル湖)は絶景。女王の気分にひたれるかもしれないところが妙味。
それはともかく、空気が澄みきり、気分爽快であることに疑いの余地はありません。
 
タンメル湖
タンメル湖
 
日が西に傾き、湖面がかがやきを増し、夜が出番を待つころ。
 
キリクランキーへの道
キリクランキーへの道
 
キリクランキー峠に向かうB8079号線。幅広のアスファルト歩行者&自転車専用道がいかにもハイランド。
赤リスに注意の標識。かつて英国中にいた赤リスはすっかり少数派となって、スコットランドとウェールズでしか見られない。
(北イングランドの一部の保護区とワイト島で見られるという話を聞いたことはあるが)
 
逆に激増したのが灰リス。1940年代に北米からもたらされた灰リスは赤リスを駆逐する勢いで増え、イングランド都市部の
公園や郊外で目にするリスは灰リス。
 
キリクランキー峠
キリクランキー峠
 
キリクランキー峠はピトロッホリーの北東6キロ弱。峠の眼下には深い峡谷が連なっている。
 
1689年、ウィリアム3世のイングランド軍(マカイ将軍が指揮)とハイランド軍(ジョン・グレアム指揮)がクランキーで戦い、
グレアム指揮の勇猛果敢なハイランド軍がイングランド軍をなぎ倒す勢いで勝利した。しかし戦いのなかグレアムは戦死。
マスケット銃の流れ弾がグレアムの胸を貫通したといわれている。
 
キリクランキーの戦いで勝利したものの、ハイランドの貴族氏族はいがみあいと内輪もめに終始し、最後は
ウィリアム3世のイングランドに勝利をもたらしめる。
 
案内板
案内板
 
キリクランキー峠を通過するならB8079沿いの駐車場に車を駐め付近を散策しよう。運がよければ思いもかけないものに遭遇する。
 
キリクランキー
キリクランキー
キリクランキー
キリクランキー
ソルジャーズ・リープ
ソルジャーズ・リープ
 
ソルジャーズ・リープの名の由来はキリクランキーの戦い(1689)のさい、イングランド軍の兵士が峡谷を飛び越えたことによる。
どのあたりで飛び越えたのか、どのくらいの幅だったのかは未調査。峡谷の下を流れるのはギャリー川(River Garry)。
 
バンジージャンプ
 バンジージャンプ
 
キリクランキーの林にあるバンジージャンプの発着所は聞くところによると仮設らしい。
 
バンジージャンプ
バンジージャンプ
 
飛んだ!
 
バンジージャンプ
バンジージャンプ
 
手足のバランスよく、決まっています。
 
ブリテン島北部の夏の空は気まぐれ。湖水地方も北イングランドも、晴天は突如雲におおわれ雨が落ちてくる。それはハイランドでも同じ。
夏期、空模様が安定しているのは南イングランドだけです。
 
バンジージャンプ
バンジージャンプ
 
 両手は羽ばたき、両足はピタッとくっついて美しい。
 
 
ブレア城
ブレア城
 
ピトロッホリーからB8079を北西に約12キロ。キリクランキー峠からは約6キロ。
キリクランキーに寄らない場合、A9を利用するほうが若干早く行ける。
 
ブレア城
ブレア城
 
ブレア城の創建は1269年で、当時は塔だけだったという。その後何度も増築改築がおこなわれた。1999年10月初旬以来の再訪。
 
ブレア城
ブレア城
 
毎年3月〜10月に一般公開。2016年は3月25日〜10月28日。入場料は城&庭園=10.7ポンド。庭園のみ5.9ポンド。
公開時間は9:30−17:30。
 
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園
 
ブレア城の敷地面積は2万8千ヘクタール(約848万坪)。背景の山や森も含まれるが広大というほかありません。
 
 
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園
ブレア城 庭園