ブリストルのメイン・エントランスは間口が狭く、まるで祇園のお茶屋の様相を呈していますが、部屋は充分な広さで、ワードローブはヨーロッパのシティ・ホテル特有の鏡付です。勿論この鏡は、室内をより広く見せるためのもので、それ以外のためではありません。バスルームは広大で、シャワー・ルームも二つ、洗面台も二つ付いていました。室内装飾はアールデコ調。
チェック・アウト時、何かの手違いでミニバーの飲料を飲んだことになっていましたが、わしゃ知らんと言ったら、丁重に詫びたそのスタッフの表情と姿勢に好感がもてました。そんな間違いのあるのが、いかにもフランス的。
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